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結婚相談所やお見合い紹介所も最近はずいぶんと様変わりしているようだ。
そもそもお見合いというのは近所付き合いやら友達付き合い、親戚付き合いなど、個人的な交友範囲、人脈から見合い相手の情報が伝達されていたものだが、そういった人間関係が希薄になるにつれて、「お見合い紹介所」や「結婚相談所」といったビジネスとして成り立つようになり、今や一大産業として市場の一角を占めている。
そして大小多数の結婚紹介所が乱立するようになった今、今度はいかに他社との差別化を図るかを戦略とし、競争力を持って市場での生き残ろうとする。この辺はどの産業でも同じであり、結婚相談所という分野でも、他社との差別化はまず顧客層の細分化が狙いとなる。
結婚相談所の顧客のニーズの細分化というと、たとえば年齢、たとえば地域、そして最近脚光を浴びているのが「顧客のステータス」「顧客の経済状況」によるセグメント化である。
中でも成功している事例の一つが、東京青山と大阪梅田に居を構える「サンセリテ青山」である。サンセリテ青山はまず男性会員に対し、年収と学歴による制限を設けて、一定以上の富裕層のみ会員資格を与えるようにした。さらに一流ホテル、レストラン、エステサロンなどと提携し、入会自体がステータスとなるようブランド戦略を推し進めた。
一方の女性会員はというと、男性に比べると入会条件は非常にゆるい。結果として「高学歴・高収入の男性」+「サンセリテ自体のブランド化」→裕福な結婚生活とブランドに引かれる女性会員を多数獲得→女性会員の多さに男性がまた入会、というサイクルを成り立たせている。実にうまい戦略だと思う。
しかしその一方で、男女の出会い、恋愛、結婚といった、個人的かつメンタルな要素も無視できない個人的なイベントが、ここまでマーケティング的に分析、戦略化され、またそこに大勢の人が集まる構図というのも、なんとなく疑問を感じないわけでもないのだが・・・
まあ結局のところ、どんな結婚相談所で出会おうが、そこにいくら払おうが、当人同士が満足して幸福であればいいのだろうが。まさに「人の恋路を邪魔するヤツは、馬に蹴られて死んじまえ!」なのかもしれない(笑)